【2025年最新】ヨーロッパの冬旅行で訪れたい!12月のおすすめイベント&クリスマスマーケット

【2025年最新】ヨーロッパの冬旅行で訪れたい!12月のおすすめイベント&クリスマスマーケット

12月のヨーロッパは、冬の澄んだ空気とともに幻想的な雰囲気に包まれます。特に「ヨーロッパ クリスマスマーケット」は、冬の旅行先として世界中の観光客に人気のスポット。ドイツやフランス、オーストリアなど各国の都市では、美しいイルミネーションに彩られたマーケットが開催され、ハンドメイドのクリスマスオーナメントや伝統的なグルメ、ホットワインなどが楽しめます。
しかし、ヨーロッパの冬の魅力はそれだけではありません。冬の祭りなど、地域ごとの文化や歴史を感じられる伝統行事も見逃せません。この記事では、ヨーロッパ各地で12月に開催されるおすすめイベントや、冬ならではの体験を紹介します。

 

ヨーロッパ・ 人気の冬イベント紹介

ブリュッセル

ベルギー・ブリュッセルの冬を彩る「ウィンターワンダー2025」

ヨーロッパの冬イベントの中でも特に人気を集めるのが、ベルギー・ブリュッセルで開催される「ウィンターワンダー(Winter Wonders)」。2025年は11月28日から2026年1月4日まで、世界遺産にも登録されているグランプラス広場を中心に、市内各所で華やかに展開されます。
このイベントでは、200以上のクリスマス屋台が並ぶマーケット、アイススケートリンク、巨大観覧車、音と光のショーなど、家族連れからカップルまで楽しめるアクティビティが満載。特に夜になると、グランプラスの建物が音楽に合わせてライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。 
子供向けにはチョコレート作りのワークショップや馬車体験などが用意され、大人はベルギー伝統のビールや焼きたてワッフルを味わいながら、冬の街歩きを楽しめます。さらに、2025年は南仏ヴァール地方がゲスト地域として参加し、アートインスタレーションや文化展示も予定されています。
冬のベルギーを楽しむ方にとって、ウィンターワンダーはまさに理想的な旅先。冬のベルギーを訪れるなら、ぜひこの期間に合わせて旅の計画を立ててみてください。

開催場所:グランプラス – googleマップ

開催期間:2025年は11月28日~2026年1月4日

 

 

ニュルンベルク

世界一有名なクリスマスマーケット!ドイツ・ニュルンベルクの冬イベント2025

ドイツ・バイエルン州の古都ニュルンベルクで開催される「クリストキンドレスマルクト(Christkindlesmarkt)」は、世界最古級かつ最も有名なクリスマスマーケットとして知られています。2025年は11月28日(金)から12月24日(水)まで、歴史あるハウプトマルクト(中央広場)を中心に開催され、毎年約200万人が訪れる一大イベントです。 
マーケットには180以上の木製屋台が並び、ニュルンベルク名物のソーセージ(ロストブラートヴルスト)やレープクーヘン(ジンジャーブレッド)、グリューワイン(ホットワイン)など、伝統的なドイツの冬グルメが楽しめます。屋台で販売される手作りのクリスマスオーナメントや木製玩具は、ヨーロッパらしい温もりを感じさせる逸品ばかり。 
また、マーケットの象徴である「クリストキント(Christkind)」は、地元の16〜19歳の女の子から選ばれ、開幕セレモニー(11月28日17:30)で祝祭の始まりを告げます。子供向けの「Kinderweihnacht(子供のクリスマスマーケット)」では、メリーゴーランドやワークショップも開催され、家族連れにも人気です。

開催場所:ニュルンベルク – googleマップ

開催期間:2025年11月28日(金)~12月24日(水)

 

 

 ストラスブール

フランス・ストラスブールのクリスマスマーケット2025|「クリスマスの首都」で過ごす幻想的な冬

「クリスマスの首都」と称されるフランス・ストラスブールでは、2025年も伝統あるクリスマスマーケット(Marché de Noël de Strasbourg)が開催されます。開催期間は11月26日(水)14:00から12月24日(水)18:00まで。1570年に始まったこのマーケットは、ヨーロッパ最古のクリスマスマーケットのひとつとして知られ、毎年200万人以上が訪れる冬の一大イベントです。 
市内中心部には300以上の木製シャレー(屋台)が並び、アルザス地方の伝統料理や地元ワイン、手作りのクリスマス雑貨が販売されます。特に人気なのは、ベレネラ(アルザスの伝統菓子)やホットワイン(Vin Chaud)。旧市街の石畳の通りや広場がイルミネーションで彩られ、まるで絵本の世界に迷い込んだような雰囲気に包まれます。 
マーケットは市内の8〜12ヶ所に分かれて開催され、代表的な会場には以下があります:

Place Broglie(ブロイ広場):歴史ある「Christkindelsmärik」が開催
Place Kléber(クレベール広場):巨大なクリスマスツリーが設置される中心地
ストラスブール大聖堂周辺:ゴシック建築とマーケットが融合する幻想的な空間
Marché OFF(マルシェ・オフ):オーガニックやサステナブル商品が並ぶマーケット

開催場所:ストラスブール – googleマップ

開催期間:2025年11月26日(水)14:00~12月24日(水)18:00

 

 

 

クランプス

オーストリア・ザルツブルク近郊で体験する「クランプスラン2025」|冬の伝統行事でヨーロッパ文化に触れる

オーストリアの冬を語る上で欠かせない伝統行事が「クランプスラン(Krampuslauf)」。2025年も、ザルツブルク近郊のヘンドルフ・アム・ヴァラーゼーでは、11月23日(日)17:00から、地域最大規模のクランプスランが開催されます。
クランプスとは、12月6日の聖ニコラウスの日に現れる悪戯好きで恐ろしい姿の精霊で、良い子にプレゼントを渡すサンタクロースとは対照的に、悪い子供を戒める役割を担っています。イベントでは、約400人のクランプスや魔女、暗黒の精霊たちが、毛皮の衣装と手彫りの仮面を身にまとい、鈴の音を響かせながら町を練り歩きます。 
ヘンドルフのクランプスランは、消防署からスタートし、Stelzhamer広場までのルートを通って行われ、19:30頃まで続く予定。観覧には16歳以上は3ユーロの入場料が必要で、15:00から飲食ブースもオープンします。
このイベントは、ザルツブルクのクリスマスマーケットやアドヴェントの歌声と並ぶ冬の風物詩であり、アルプス地方に古くから伝わる文化を体感できる貴重な機会です。観光客にとっても、ヨーロッパの冬の伝統文化を深く知る絶好のチャンスとなるでしょう。

開催場所:ヘンドルフ・アム・ヴァラーゼー – googleマップ


 

 

クリスマスマーケット

スイス・バーゼルのクリスマスマーケット2025|ヨーロッパ屈指の美しさを誇る冬の祭典

スイス北部に位置するバーゼルでは、2025年も国内最大級の「バーゼル・クリスマスマーケット(Basler Weihnachtsmarkt)」が開催されます。開催期間は2025年11月27日(木)〜12月23日(火)で、毎日11:00〜20:30まで営業。最終日は一部会場が早めに閉場するため、訪問の際は時間にご注意ください。

マーケットは主に以下の3会場で展開されます:

バーフュッサープラッツ(Barfüsserplatz):旧市街の中心に位置し、伝統的な屋台が並ぶ賑やかなエリア。
ミュンスター広場(Münsterplatz):大聖堂前に広がるロマンチックな空間で、ヨハン・ヴァンナーによる装飾が施された巨大クリスマスツリーが見どころ。 [basel.com]
クララプラッツ(Claraplatz):アルプス風の山小屋が設置され、チーズフォンデュなどの地元グルメが楽しめる温かみのある会場。 

約150〜180の木製シャレー(屋台)では、スイスの職人による手工芸品やクリスマスオーナメント、キャンドルなどが販売され、グリューワイン(ホットワイン)やラクレットなどの冬の味覚も堪能できます。 
バーゼルはフランス(ストラスブール)やドイツ(フライブルク)にも近く、三ヶ国のクリスマスマーケットを巡る旅の拠点としても最適です。

開催場所:バーセル – googleマップ

開催期間:2025年11月27日(木)〜12月23日(火)

 

聖マリア祭

スウェーデンの冬を照らす「聖ルシア祭2025」|12月13日に光と歌で祝う北欧の伝統行事

スウェーデンでは毎年12月13日に「聖ルシア祭(Lucia Day)」が全国各地で祝われます。2025年も、ストックホルム大聖堂(Storkyrkan)やスカンセン野外博物館などで、幻想的なルシア行列やコンサートが開催される予定です。 
この祭りは、暗く長い北欧の冬に光と希望をもたらす象徴的な行事。白いローブに赤い帯を巻き、頭にキャンドルの冠を乗せた少女「ルシア」が先頭に立ち、子どもたちが歌を歌いながら行進します。歌われる「サンクタ・ルシア」の旋律は、静かで神聖な雰囲気を醸し出し、観客の心を温かく包み込みます。

 
ルシア祭では、以下のような伝統が楽しめます:

ルシア行列:学校、教会、職場、公共スペースで開催。ストックホルムやヨーテボリではテレビ中継も。
伝統菓子:黄金色のサフランパン「ルッセカット」、ジンジャークッキー「ペッパルカーカ」、ホットワイン「グロッグ」など。 [norr.jp]
家庭の風習:子どもたちが両親に朝食を運びながら歌う“朝のサプライズ”も人気。
装飾:キャンドル、モミのリース、赤いリボンなどが窓辺を彩り、冬の寒さを和らげます。

この祭りの起源は、イタリア・シチリア島の聖女ルチアに由来し、スウェーデンでは旧暦の冬至(最も夜が長い日)にあたる12月13日に定着しました。光と闇、希望と不安が交錯するこの日、スウェーデンの人々は連帯と癒しの時間を分かち合います。

開催場所:スウェーデン全域

開催日時:2025/12/13

 

まとめ

12月のヨーロッパは、ただ寒いだけではありません。各地で開催されるクリスマスマーケットや伝統行事は、訪れる人々に温もりと感動を届けてくれます。ベルギーの幻想的な「ウィンターワンダー」、ドイツ・ニュルンベルクの歴史あるマーケット、フランス・ストラスブールの華やかなイルミネーション、オーストリアの迫力ある「クランプスラン」、スイス・バーゼルの職人技が光る屋台、そしてスウェーデンの「聖ルシア祭」が象徴する希望の光——それぞれが、冬のヨーロッパを特別なものにしています。
旅の目的地を選ぶとき、観光地だけでなく、その土地の文化や人々の営みに触れることができるイベントを訪れることで、より深い旅の思い出が生まれます。
この冬、あなたもヨーロッパの街角で、心温まる体験をしてみませんか?