東ヨーロッパ7カ国を巡る1ヶ月モデルコース|2025年最新おすすめ都市と長期滞在の魅力
皆さんはヨーロッパに旅行行くならどの国に行きたいですか?
フランス、イギリス、オランダ等……西ヨーロッパの国々は思い浮かぶと思いますが、東側のヨーロッパの観光は、あまりなじみがないかもしれません。
でも、実は今、東ヨーロッパの観光がじわじわと注目を集めています。歴史ある街並みと豊かな文化、さらに手つかずの自然が織りなす景色は、まさに2025年の旅行トレンドのひとつ。
今回は、そんな東ヨーロッパを1ヶ月かけて巡る長期滞在の絶景ルートをご紹介します。中世の城塞都市からモダンな都市風景まで、国ごとに異なる魅力が詰まっていて、旅をするたびに新しい発見があります。このルートを辿れば、古き良き歴史と現代の文化が融合した東ヨーロッパの奥深さにきっと心を奪われるはずです。
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東ヨーロッパ7カ国を巡る1ヶ月モデルコース

1.ポーランド - クラクフ
東ヨーロッパの旅のスタートは、ポーランドの古都クラクフから始めましょう。かつて17世紀まで首都だったこの街は、中世の面影を色濃く残し、歴史好きにはたまらないスポットです。ユネスコ世界遺産に登録された旧市街では、石畳の広場に並ぶ屋外カフェや、ストリートで奏でられる音楽が旅人を迎えてくれます。特に夕暮れ時、マリアッキ教会の前で響くトランペットの音色は、クラクフならではのロマンチックな瞬間。
さらに、少し足を延ばせばヴィエリチカ岩塩坑へ。地下深くに広がる幻想的な空間には、岩塩で作られた彫刻や礼拝堂が並び、まるで異世界に迷い込んだような気分を味わえます。もちろん、ポーランド伝統料理やカフェ文化も外せません。ピエロギやビゴスを楽しみながら、クラクフの街歩きを満喫してください。
アクセスは、日本からワルシャワへの直行便を利用し、数日滞在してから高速鉄道で移動するのがおすすめ。ワルシャワからクラクフまでは約2〜3時間で、快適な列車旅が楽しめます。

2.ハンガリー - ブダペスト
次に訪れたいのは、ハンガリーの首都ブダペスト。ダニューブ川を挟んで「ブダ」と「ペシュト」という二つのエリアに分かれたこの街は、まるで絵本のような美しさで、東ヨーロッパ旅行のハイライトになること間違いなしです。街には歴史的な建造物や文化遺産が点在し、その中でも圧倒的な存在感を放つのがブダ城。ユネスコ世界遺産に登録されたこの壮麗な城からは、ダニューブ川とペシュト地区を一望できる絶景が広がります。
さらに、ブダペストといえば温泉文化も外せません。市内には数多くの温泉施設があり、特に「セチェーニ温泉」は観光客にも大人気。屋外プールで温泉に浸かりながら、歴史ある建物に囲まれた贅沢な時間を過ごせます。2025年現在、夜間ライトアップやスパイベントも開催されていて、昼とは違った幻想的な雰囲気を楽しめるのも魅力です。
アクセスは、クラクフからFlixBusを利用するのが便利。所要時間は約7〜8時間で、事前に公式サイトでチケットを購入し、予約ページを提示すればOKです。Wi-Fiや電源付きの車両も多く、長時間の移動も快適に過ごせます。

3.ルーマニア - ブカレスト
旅の次の目的地は、ルーマニアの首都ブカレスト。政治や経済、文化の中心地でありながら、「小さなパリ」と呼ばれるほど洗練された街並みが魅力です。フレンチルネサンスの影響を受けた建築や整然とした都市計画が、街歩きの楽しさを一層引き立てます。
ブカレストで外せないスポットといえば、世界で2番目に大きい行政建築物「国会議事堂」。その圧倒的なスケールと豪華な内装は必見で、内部ツアーも用意されています。さらに、旧王宮跡やアテネ音楽堂など、歴史と文化を感じられる建物が市内に点在。散策の合間には、美しい公園でひと休みするのもおすすめです。特に「ヘラストラウ公園」は、市民や観光客に人気のリラックススポットで、緑に囲まれながらのんびり過ごせます。
移動は、ブダペストから鉄道やFlixBusで約15時間と長旅になりますが、予算に余裕があるなら飛行機が便利。フライトなら約2時間で到着し、時間を有効に使えます。

4.ブルガリア - ソフィア
東ヨーロッパの旅もいよいよブルガリアへ。首都ソフィアは、古代から続く歴史と文化が息づく魅力的な都市です。ギリシャ、ローマ、オスマン帝国など、さまざまな文明がこの地を支配してきたため、街には多様な文化遺産が点在しています。
ソフィアの象徴といえば「アレクサンダー・ネフスキー大聖堂」。巨大なドームと美しいモザイクアートが訪れる人を圧倒し、写真映えも抜群です。さらに、大聖堂の近くにはローマ時代の遺跡「セルディカ遺跡」が広がり、古代の足跡を感じながら散策できます。街歩きの途中で立ち寄りたいのがソフィアの市場や広場。ブルガリアの伝統食材や工芸品が並び、お土産探しにもぴったりです。
移動は、ブカレストから鉄道で約9時間。途中で乗り換えが必要なので、チケットは2回購入する必要があります。夜行列車でゆったり移動するのも旅の醍醐味ですが、時間を節約したいならFlixBusがおすすめ。一本でソフィアまで行けるので、快適に移動できます。

5.セルビア - ベオグラード
セルビアの首都ベオグラード。ダニューブ川とサバ川が合流するこの街は、古くから戦略的な要所として歴史を刻んできました。そのため、街には多様な文化遺産が残り、歩くだけで歴史の重みを感じられます。
ベオグラードで必ず訪れたいのが「カレメグダン要塞」。ここからは街全体と川の絶景を一望でき、夜にはライトアップされた幻想的な夜景が広がります。さらに、市内にはオスマン帝国やオーストリア帝国の影響を受けた建築物が点在し、歴史好きにはたまらないスポットが満載です。
そして、ベオグラードの魅力を語るうえで欠かせないのが「ボヘミアン・クオーター」。古き良き時代の雰囲気を残しながら、モダンなカフェやバーが並び、地元の人々や観光客で賑わうエリアです。アートや音楽に触れながら、セルビアならではのカルチャーを楽しめます。
移動は、ソフィアからFlixBusで約6時間の直行便が便利。Wi-Fiや電源付きの車両も多く、快適に移動できます。

6.クロアチア - ザグレブ
クロアチアの首都ザグレブ。アドリア海沿岸の美しいリゾート地やプリトヴィッツェ湖で知られるクロアチアですが、ザグレブは都市ならではの魅力が詰まった場所です。
街の中心にそびえる「ザグレブ大聖堂」は、ゴシック様式の美しい建築で、都市のランドマークとして多くの観光客を惹きつけます。さらに、旧市街では石畳の路地や中世の建物が残り、歴史を感じながら散策できます。ザグレブは、古き良きヨーロッパの雰囲気と現代文化が融合した街で、訪れる人に特別な体験を提供してくれます。
移動は、ベオグラードから飛行機なら約1時間で到着。時間を節約したい方におすすめです。バス移動ならFlixBusで約6〜7時間かかりますが、車窓からの景色を楽しみながらゆったり移動するのも旅の醍醐味です。

7.スロベニア - リュブリャナ
東ヨーロッパの旅の締めくくりは、スロベニアの首都リュブリャナ。中央ヨーロッパとバルカン半島の交差点に位置するこの街は、落ち着いた雰囲気と独特の魅力で訪れる人を惹きつけます。
街の中心を流れるリュブリャニツァ川の両岸には、中世の面影を残す古い町並みが広がり、散策するだけで絵本の世界に迷い込んだような気分に。特に「三つの橋」はリュブリャナの象徴で、この周辺から市内の名所を巡るのがおすすめです。さらに、丘の上にそびえるリュブリャナ城は15世紀に建てられた歴史ある建物で、城から見下ろす街並みは絶景そのもの。自然と歴史、そして現代の活気が融合するこの街は、ヨーロッパ旅行の締めくくりにぴったりです。
移動は、前の目的地ザグレブからFlixBusで約3時間。快適なバス旅で、最後の都市へ向かいましょう。
まとめ
1ヶ月という贅沢な時間をかけて、ポーランドのクラクフからスロベニアのリュブリャナまで、7か国の魅力的な都市を巡る東ヨーロッパ周遊は、ただの観光ではなく、地域の暮らしや歴史、文化を深く体験できる特別な旅になります。長期滞在だからこそ、各国の異なる価値観や文化に触れ、視野を広げるチャンス。きっと新しい発見や考え方に出会えるはずです。
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